中国の知財侵害訴訟件数も賠償額も向上している現状において、この度、弊所は日本の創英国際特許法律事務所と提携して、「中国特許・商標 模擬裁判 ~中国知財訴訟の全体像及び注目論点~」と題した無料のセミナーを共催することになりましたので、ご案内いたします。
【開催概要】
日時:2025年4月15日(火) 10:00~17:00 (9時45分 受付開始)
会場:丸の内 MY PLAZA 4階ホール (東京都千代田区丸の内二丁目1番1号)
テーマ:中国における特許権・商標権侵害訴訟の全体像及び注目論点
言語:中国語(日本語へ同時通訳)、日本語
【主な内容と登壇者】
中国において実際に提起された訴訟事件に基づく仮想事例を題材とした模擬裁判を通して、中国における特許権・商標権侵害訴訟の全体像及び注目論点を第一線で活躍する日中の実務家がわかりやすく解説いたします。
午前の部では、特許権侵害訴訟の全体像及び注目論として証拠収集方法、鑑定方法、高額賠償請求方法等を解説し、午後の部では、商標権侵害訴訟の全体像及び注目論として著名商標認定方法、高額賠償や懲罰的賠償の請求方法等について解説いたします。
中国の有名な知財データベース「知産宝(Iphouse)」の公開情報(2024年年末検索)によりますと、日本企業が中国で提起した賠償額が最も高い特許権侵害訴訟の主任弁護士は弊所の董慧芳弁護士、米国企業が中国で提起した賠償額が最も高い特許権侵害訴訟の主任弁護士は弊所の苗征弁護士です。上記2名のは今回の特許模擬裁判の双方の担当弁護士です。また、今回の商標模擬裁判の双方の担当弁護士は、高額賠償事件や著名商標認定事件を複数担当した経験がある弊所の楊寧弁護士と黄偉蘭弁護士です。さらに、模擬裁判の裁判長は弊所の鐘鳴上級顧問(元北京高裁裁判官)です。
なお、創英事務所の設樂隆一会長(元知財高裁所長)は日本の専門家の視点から、今回の模擬裁判についてコメントする予定です。模擬裁判の前に、永新事務所の副社長の沈春湘弁護士は背景として中国知財訴訟の全体像を簡単に紹介致します。
【スケジュール詳細】
■ 10:00~10:05 開会挨拶
■ 10:05~10:25 中国特許訴訟全体像の紹介
■ 10:25~11:25 特許権侵害事件の模擬裁判
■ 11:25~11:40 登壇者コメント
■ 11:40~12:00 質疑応答
■ 12:30~14:00 昼食会
■ 14:00~14:05 開会挨拶
■ 14:05~14:25 中国商標訴訟全体像の紹介
■ 14:25~15:25 商標権侵害事件の模擬裁判
■ 15:25~15:40 登壇者コメント
■ 15:40~16:00 質疑応答
■ 16:00~17:00 自由交流
【模擬裁判事案の概要】
■ 特許権侵害事件
原告:日本のX社
被告:中国のY社、中国のZ社
事案: 「アンテナ制御システム」 に関する特許権侵害紛争(請求額:約4.2億円)
論点:
① 模擬裁判を通じて、中国での様々な証拠収集方法、中国の弁護士調査令及び裁判所での証拠保全の申請方法を提示。
② 侵害品に対する検査、及び、司法鑑定機関での鑑定を行うことで、技術的特徴の同一や均等を証明する方法を提示。
③ 入手するデータに基づいて賠償額の算定方法を主張する方法を提示。
■ 商標権侵害事件
原告:日本の「竹中株式会社」
被告:中国の「竹中鈴木化粧品有限公司」
事案: 「練り歯磨き」 に関する商標権侵害紛争(請求額:約10.5億円)
論点:
① 模擬裁判を通じて、中国の裁判で著名商標認定を図る方法、証拠準備のポイント、陳述・弁論のコツを提示。
② 中国の裁判で高い損害賠償を獲得する戦略、特に、懲罰的賠償の主張方法、立証の要点と適用条件、及び、賠償額の算定方法と証拠提出責任の分担を提示。
【申込方法】
お申し込みは、下記リンク先のアンケートフォームよりご登録ください。
*お申し込みいただいた方には、当日のアクセス情報及び事前配布資料を4月8日(火)にメールにてお送りする予定でございます。
お申込み期限は4月1日(火)とさせていただきますが、定員に達した場合には、お申込みを締め切らせていただく場合がございますので、ご参加を希望される方は、早めにお申し込みいただけますと幸いでございます。
皆様のご参加をお待ちしております。
このセミナーについて他にご不明な点がございましたら、創英事務所の杜潔弁理士(du@soei-patent.co.jp)や弊所の李艶傑弁護士(Liyanjie@chinantd.com)まで事前にご連絡頂ければ幸いです。