このほど、中華商標協会、広東省市場監督管理局、東莞市人民政府が共催し、広州アドルフパーソナルケア用品有限公司が総共催する第13回中国国際商標ブランドフェスティバルが広東省東莞で開催された。永新は、その一貫した専門精神と卓越したサービス品質により、2021~2022の「年度優秀商標代理機構」に再び選出され、10年連続でこの栄誉を授与された。
また、「第13回中国国際商標ブランド祭-商標典型事例評価フォーラム」において、永新が代理した2件の案件「「ホリデイホテル」商標取消再審事件」及び「エリート社の一連の商標権侵害事件」が同時に「2021-2022商標代理典型事件」に選ばれた。
【ホリデイホテル案件のハイライト】
本件では、「商標法」第四十九条第二項に記載された「登録商標がその指定商品の普通名称になった」ことを明確にし、「商標が顕著性を失って普通名称に退化した」という2つの状況、すなわち「法定普通名称」になっているか、又は、まだ規範的な国家標準、業界標準又は地方標準に収まっていないが「一般的に定着した普通名称」になっている場合を重点的に解析しており、「普通名称」は一般的に広く、規範的な特徴を有していなければならない。本件はこのような事件の処理にとって重要な指導的意義がある。
【エリート社の案件のハイライト】
本件の法律事実、法律関係は比較的複雑で、処理の難易度が高く、代理人弁護士には商標に関する法律業務の確かな素養が求められるだけでなく、代理人弁護士の契約に関する法律上の実力も試される。事件の事実を慎重に整理し、証拠の詳細化を準備すると同時に、創造的思考を用いて従来の商標権侵害判定の枠組みを飛び出し、契約義務が履行されているか否か、契約権利義務が有効に譲渡されているか否か等の問題を別の方法で分析することにより、契約法の角度から商標権侵害と商標の合法的許諾使用との法的境界を明確にすべきであり、裁判規則は同様の事件にとって模範的な意義を有する。
典型事例の選定活動を行う専門家審査団は、中華商標協会が組織し、国家知識産権局の関連司局代表、法院裁判官、著名な専門家・学者等で構成される。行政段階及び訴訟段階の多くの商標事件に基づき、その中で、商標代理の革新的なやり方や先進的な経験の宣伝、業界レベルの向上、業界の模範の樹立や方向性の指導、発展の推進にとって重要な模範的役割を有する事件を典型事件として選定する。永新が2年連続で典型的な案件に選ばれたことは、業界内で永新が高い評価を得ているということである。