このほど、上海知識産権法院は2015年～2022年の技術革新成果の権利帰属事件の裁判状況白書及び典型事例を発表した。2015年～2022年に上海知識産権法院が受理した技術革新成果の権利帰属紛争第一審民事事件は489件であり、同期の知的財産権第一審民事事件の受理件数全体の3.75%を占め、結審件数は434件であった。この白書によると、技術革新成果の権利帰属事件は主に次のような特徴を示している。第一に、当事者の状況から見ると、革新の主体は企業であり、受理された事件のうち、一方又は双方の当事者が企業である事件は99.18%に達しており、双方の当事者がいずれも個人である事件は4件のみであった。第二に、紛争の類型から見ると、特許事件が主であり、そのうち、特許権帰属紛争事件件数は309件、特許出願権帰属紛争事件件数は145件、コンピュータソフトウェア著作権帰属紛争事件件数は35件であった。第三に、事件の原因から見ると、職務と非職務の成果に関する紛争が主であった。
出典：中国知識産権資訊網
