このほど、中国最高人民法院知識産権法廷が審理した4件の医薬品特許事件の裁判が、国連貿易開発会議(UNCTAD)と南部センターの「知的財産権と公衆衛生事例データベース」(Case Law Database of Intellectual Property and Public Health)に収録、発表された。
4件の裁判が収録されたことは、中国最高人民法院知識産権法廷が設立されて以来、初めて国連の関連国際プラットフォームで中国の知的財産権司法保護分野の成果を発表したこととなる。このことは、最も直接的な方法で中国の技術系知的財産権裁判のレベルを表している。また、事件の裁判に係わる問題の複雑性、先端性及び十分な論理的分析は、国際的な同類事件に有益な情報を提供している。
この4件の事件は、主に発明特許の無効及び薬品分野における不服審判請求に係わる行政紛争であった。
最高人民法院知識産権法廷はその役割を十分に発揮し、法により国内外の知的財産権権利者の各種の合法的権益を平等に保護している。2019年1月1日に設立されて以来、知的財産権の国際交流と協力に積極的に参与し、推進している。
出典:最高人民法院知識産権法廷