このほど、全国人民代表大会常務委員会において、中国最高人民法院の周強院長が、中国の法院が受理した知識産権第一審案件は、2013年の10.1万件から2020年には46.7万件に増加し、年平均24.5%増加していると報告した。この知識産権案件数の急速な増加は、経済社会の質の高い発展により、知識産権保護の必要性が明らかに増加したことを反映している、と同氏は述べた。知識産権案件はまた、大量の新型紛争案件、特にインターネット上の権利侵害案件が多発しやすいという特徴を示している。報告によると、インターネットのコア技術、遺伝子技術、情報通信、集積回路、人工知能及びプラットフォーム経済等の分野にかかわる新型案件が日増しに増加しており、複雑な技術的事実認定及び法律適用の難しさが増している。また、2013年1月~2021年6月に全国の法院が受理した知識産権第一審案件は218.1万件であり、結審した案件は206万件であった。そのうち、結審した特許案件が14.3万件、著作権案件が131.6万件、商標案件が43.7万件、技術合同案件が1.8万件であった。
出典:中国新聞網