このほど、国家知識産権局が発表した「2020年の商標評審事件の行政訴訟状況」によると、2020年の商標評審事件の第一審の被訴率は安定しつつ低下し、敗訴率は明らかに低下した。商標評審部門及び人民法院による法律適用基準は日増しに安定し、統一されている。
2020年に裁決された商標審判事件は、累計35.83万件であり、第一審の応訴通知は1.49万件余り、第二審の応訴通知は5,933件であった。全体の敗訴率は24.62%であり、情勢の変化を除いた実際の敗訴率は9.8%で、2019年の実際の敗訴率13.9%と比べて明らかに低下していた。
2020年に商標評審部門が受け取った第一審判決は15.21万件余りであり、2020年の第一審応訴件数に近飼った。そのうち敗訴判決は合計3,621件であり、2019年と比べて500件近く減少した。そのうち情勢の変化により敗訴した事件は2,179件であり、2019年の件数と比べて明らかに増加していた。年間で受け取った第二審裁決は6,460件であり、そのうち敗訴事件は2,256件であった。情勢の変化により敗訴した事件は983件であり、これを除いた実際の敗訴率は20.2%であった。受け取った再審裁決は847件であり、そのうち情勢の変化により判決が変更された再審事件は169件に達し、2019年の4倍以上であった。
出典:知識産権報