このほど、中国国家版権局が発表した2020年中国著作権登録状況に関する通達によると、中国著作権登録業務は新たな段階に入った。
作品著作権登録において、2020年に中国で完成した作品著作権登録件数は331万6,255件であり、前年同期比で22.75%増加した。
中国の作品著作権登録件数は全体的に増加の傾向を示しており、登録件数が比較的多いのは順に、北京市が100万4,676件であり、登録件数全体の30.30%を占めている。上海市は31万8,906件であり、登録件数全体の9.62%を占めている。中国版権保護センターは29万693件であり、登録件数全体の8.77%を占めている。江蘇省は28万1,984件であり、登録件数全体の8.50%を占めている。天津市は21万3,415件であり、登録件数全体の6.44%を占めている。山東省は20万1,181件であり、登録件数全体の6.07%を占めている。以上の登録件数で、中国の登録件数全体の69.70%を占めている。2019年と比較すると、甘粛省、雲南省、貴州省、天津省、黒竜江省、内モンゴル省、山西省、寧夏省、山東省、安徽省等の省（区、市）の作品著作権登録件数の増加率はいずれも100%を超えており、吉林省、江西省、湖南省等の省の作品著作権登録件数の増加率はいずれも50%以上に達している。
作品の類型から見ると、登録件数が最も多いのは撮影作品であり、151万914件に達し、登録件数全体の45.56%を占めている。第二は美術作品であり、129万5,415件に達し、登録件数全体の39.06%を占めている。第三は文字著作物であり、21万2,797件に達し、登録件数全体の6.42%を占めている。第4は映画・テレビ作品であり、19万1,332件に達し、登録件数全体の5.77%を占めている。以上の類型の作品著作権登録件数で、登録件数全体の96.81%を占めている。
コンピュータソフトウェア著作権登録において、中国版権保護センターのコンピュータソフトウェア著作権登録情報統計によると、2020年に中国で完成したコンピュータソフトウェア著作権登録は172.2904万件であり、前年同期比で16.06%増加した。
登録地域の分布状況から見ると、コンピュータソフトウェア著作権の登録地域は主に東部地域に分布しており、登録件数は約115万件であり、登録件数全体の66.8%を占めている。このうち、広東、北京、江蘇、上海の合計登録件数は約79万件であり、東部地域の登録件数全体の約68.7%を占めている。登録区域の増加状況から見ると、増加率が最も高いのは西部地区の37.3%であり、中国全体の増加率を約21%上回った。第二は中部地区の25.0%であり、第三は東北地方の21.9%であり、第四は東部地域の10.5%である。各地域の登録件数の状況から見ると、コンピュータソフトウェア著作権の登録件数が比較的多い省（市）は順に、広東省、北京市、江蘇省、上海市、浙江省、山東省、四川省、河南省、福建省、天津市である。上述の地域で登録されたソフトウェアは合計で約124万件であり、登録件数全体の71.8%を占めている。このうち、広東省で登録されたソフトウェアは約24万件であり、登録件数全体の13.8%を占めている。
著作権質権登録において、中国版権保護センターの著作権質権登録情報統計によると、2020年に中国で完成した著作権質権登録は384件であり、前年同期比で28.49%減少した。
出典：中国知識産権報
