一、専利
2020年上半期、中国の発明専利出願件数は68.3万件で、授権件数は21.7万件であった。そのうち、国内発明授権件数は17.6万件であった。国内発明授権において、職務発明件数は16.9万件で、96.0%を占めた。非職務発明件数は0.7万件で、4.0%を占めた。2020年上半期における、国内（香港·マカオ·台湾を除く）の発明授権件数ランキング上位3位の企業は、華為技術有限公司（2,772件）、OPPO広東移動通信有限公司（1,925件）、京東方科技集団股份有限公司（1,432件）であった。
2020年６月末時点で、国内（香港·マカオ·台湾を除く）の有効発明専利件数は199.6万件で、人口1万人当たり14.3件に達した。2020年上半期における、中国国内の人口1万人当たりの有効発明専利件数ランキング上位3位の省（市、区）は、北京（141.5件）、上海（56.1件）、江蘇（31.9件）であった。
2020年上半期に、国家知識産権局はPCT国際専利出願を2.95万件受理し、前年同期比で22.6％増加し、そのうち、国内の出願は2.68万件で、前年同期比で20.7％増加した。PCT国際専利出願受理件数ランキング上位3位の省（市、区）は、広東（1.09万件）、北京（0.38万件）、江蘇（0.33万件）であった。
2020年上半期に、国家知識産権局は再審請求を2.62万件受理し、2.57万件結審した。また、無効審判請求を0.26万件受理し、0.43万件結審した。
発明専利の審査周期は20.3ヶ月であり、高価値の発明専利の審査周期は115.2ヶ月である。実用新案の審査周期は6.4ヶ月であり、意匠の審査周期は3.2ヶ月である。
二、商標
2020年上半期における、中国の商標出願件数は428.4万件で、登録件数は262.9万件であった。
国家知識産権局は中国出願人のマドリッド協定に基づく商標国際登録出願を3,875件受理し、前年同期比で36.0％増加した。
国家知識産権局は各種商標評審案件の出願を16.6万件受理し、19.2万件結審した。
商標登録の平均審査周期は4.5ヶ月である。
三、地理的表示
2020年上半期に、国家知識産権局は322の企業に地理的表示商品の使用を認可し、地理的表示商標364件の登録を認可した。2020年6月までに、地理的表示商品の認可は累計で2,385件になった。専用表示の使用が認可された企業は累計8,811社で、地理的表示商標の登録は累計5,682件になった。
四、集積回路配置図設計
2020年上半期に、中国の集積回路配置図設計の登録出願件数は5,176件で、前年同期比で78.2％増加し、認可件数は5,262件で、前年同期比で111.6％増加した。
五、知識産権の保護と運用
2020年上半期に、全国の各省（区、市）における専利権侵害紛争行政裁決案件の総件数は5,320件であった。全国の専利商標の質権金額は853億元で、前年同期比で45％増加した。質権項目数は4,678項目で、前年同期比で52％増加した。そのうち、専利の質権金額は651億元で、前年同期比で61％増加した。専利の質権項目数は4,171項目で、前年同期比で54％増加した。商標の質権金額は202億元で、前年同期比で8.8％増加した。商標の質権項目数は507項目で、前年同期比で34％増加した。
出典：中国国家知識産権局
