3月9日に、国家知識産権局専利局復審・無効審理部と浙江省温州市知識産権局は、1件の実用新案権に対する無効審判請求案件について、共同で遠隔審理を行った。翌日、復審・無効審理部は、双方当事者がいずれも武漢市居宅で隔離されている案件について、遠隔で口頭審理を行った。
新型コロナウイルスに対抗する重要な時期に際し、復審・無効審理部は遠隔共同審理など様々な審査モデルの優位性を発揮し、感染防止と無効審判請求案件の審理業務のそれぞれが秩序立てて展開されるようにして、事件当事者の悩みを解決し、業務再開を支援するために尽力することとした。復審・無効審理部の関係責任者は、「近年、復審・無効審理部は遠隔審理モデルを絶えず改善し、大量の案件審理経験を積んできた。遠隔審理により、復審と無効に関する業務に対して今回の新型コロナウイルスの影響をできる限り軽減し、審査業務を保障している」と述べた。
温州市知識産権局の指定場所で遠隔審理に参加した温州市の双方当事者
北京で遠隔審理を行う合議体
武漢居宅において隔離された2名の代理人と北京の合議体との間で行われた遠隔審理