このほど、上海市知的財産権局が統計データを発表した。2018年には、上海知的財産権紛争人民調停委員会は、知的財産権紛争事件2,157件を受理し、史上最高レベルに達した。そのうち、調停成功事件は1,497件で、約69.4%を占め、調停中事件は382件で、約17.7%を占め、調停中止事件は46件で、約2.1%を占めた。知的財産権紛争の人民調停者の人数は142人に達した。
2018年の上海知的財産権調停事件には2つの特徴がある:一つ目の特徴は、事件の来源は主に裁判所から移管されたということである。年間事件1,464件が移管され、受理総数の約67.9%を占めた。調停事件304件のうち、調停成功事件は123件で、成功率40.46%であった。また、行政部門が知的財産権を譲渡する解决案は70件で、約3.2%を占め、自動申請調停案は536件で、約24.8%を占め、展示会受理事件は87件で、約4%を占めた。
もう1つの特徴は、仲裁事件の類型が主に著作権事件ということである。受理件数は種類ごとに、著作権類型件数が1,735件、受理総数の約80.4%を占め、商標権類型件数が352件で、約16.3%を占め、特許件類型件数が55件で、約2.5%を占め、その他類型件数が15件で、約0.7%を占めた。調停成功事件数は種類ごとに、著作権類型件数は1,284件で、約85.8%を占め、商標権類型件数が171件で、約11.4%を占め、特許権類型件数が39件で、約2.6%を占め、その他類型の件数3件であった。
出典:中国知識産権報