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    世界知的所有権機関(WIPO)報告書:中国企業、海外企業ともに中国での特許取得に勢いを増す


    スイスのジュネーブにある世界知的所有権機関によって発行された世界知的所有権指標(WIPI)によると、知的財産保護を活用し、知的財産権の商業化促進を目指して、中国企業と海外企業ともに中国での特許出願を積極的に行っている。 「現時点で、中国は知的財産権保護のねじ込みを厳しくしており、段階的に保護を強化するという以前の政策から一歩進んでいる。健全なビジネス環境を作り出すという中国政府の決意は、外国企業の合法的権利と利益の保護や、知的財産保護の向上を重視することで明確になる。」と、中国社会科学院法律研究所の研究者Li Shunde氏は述べた。 

    世界知的所有権機関の報告書によると、2017年、世界のイノベーターが317万件の特許出願を行い、前年比5.8%で8年連続の増加となった。全世界の商標登録申請総数は1,239万件で、一方、意匠の登録出願件数は124万件であった。 世界知的所有権機関の報告書によると、中国はそれらの知的財産権についてそれぞれ最大の申請件数を記録した。 

    海外市場での出願は、申請者が対象国での市場シェアを拡大したいということを反映している。 2017年、米国の出願人は230,931件の特許出願を海外で行い、世界首位にランクした。中国は15%増の60,310件で第5位にランクした。 「この結果は、ますます多くの中国企業がより広い市場を探すために思い切って海外進出を始めたことを表している。それと並行して、健全な知的財産保護環境は、中国の急速な経済成長そしてさらには全世界の重要な要素を意味する。」と、Li Shunde氏は述べた。 

    商標に関しては、2017年、中国国家知識産権局が最高出願件数で約570万件となり、次いで米国(613,921件)、日本(560,269件)、欧州連合知的財産庁(371,508件)、イラン・イスラム共和国(358,353件)の順となった。上位20拠点のうち、イラン・イスラム共和国(+ 87.9%)および中国(+ 55.2%)の高い年間成長率が報告された。 

    「知的財産保護の需要は世界経済成長率よりも急速に高まっており、知的財産主導のイノベーションが競争と商業活動の重要な要素となっていることを示している。」「ほんの数十年のうちに、中国は知的財産のシステムを構築し、自国によるイノベーションを促進させ、世界の知的財産リーダーの仲間入りをし、知的財産出願において世界的成長を進めている。」と、世界知的所有権機関のFrancis Gurry長官は報告書で述べた。


    出典:中国知識産権ニュース