2018年7月10日、中国国家知識産権局が北京で2018年第3四半期の定期記者会見を開催した。これは中国国家知識産権局が今年開催した3回目の記者会見であり、中国国家知識産権局が再構成後、特許、商標、地理的表示に関する統計データを社会に集中的に公開する記者会見であった。記者会見では、2018年上半期、中国の主要な知的財産指標が急増し、成長の勢いが増している。このうち、中国の発明特許出願件数は75.1万件、授権数は21.7万件、商標登録申請件数は358万6000件で、新たに受理した地理的表示の申請件数は10件である。
報告書によると、2018年上半期の特許、商標、地理的表示の統計は主に4つの特徴がある。
1.中国の知的財産の創出と利用が安定しながら、やや向上している。中国国内発明特許登録件数および所有権はそれぞれ前年同期比6.5%、19.5%増加であり、2017年年末に比べ、1万人あたりの発明特許保有件数が0.8件増加している、商標登録の円滑化が引き続き改善され、商標登録出願が57.5%増加している。
2.中国国内企業のイノベーションの主体的地位が強固になった。中国国内の発明特許および所有権、企業の割合は、それぞれ63.8%および67.2%であり、中国国内企業の存続発明特許の5年以上の存続率は71.2%である。
3.中国企業の海外知的財産出願件数は安定しながら、やや向上している。今年の上半期、PCT国際特許出願は、100件以上の国内企業を提出した17社に到達し、最初の5ヶ月、マドリード国際商標登録出願2228件で、前年同期比80.69%の増加は、マドリード連合で第三位となった。
4.中国の知的財産保護環境がさらに改善されている。今年の上半期、中国全国特許行政処理事件の総件数は前年同期比29.5%増加となり、特許紛争処理事件は前年同期比41.0%増加となり、商標権侵害事件は2.1億元以上の金額が1.36万件であった。中国はさらに良いビジネスびイノベーションの環境を作っている。
出典:中国国家知識産権局