上海知識産権局(以下、SIPA)はこのほど、2017年の各地区の知的財産業務を集約し、2018年の重要課題の手配を行う作業会議を開催した。
会議では、2017年に上海の特許作成の質が向上し続けたと言及された。特許出願総数は131,746件で、前年より17.2%増加した。そのうち54,633件が発明特許出願で、7.6%の増加となり、2,100件がPCT(特許協力条約)国際出願で、34.6%の増加となった。2017年末までに100,433件の有効発明特許が存在し、18.1%増加となった。また、100万人あたりの発明特許数は41.5件と中国で2番目に多かった。
2018年における上海の知的財産活動は、主要な知的財産都市の構築を加速するために、知的財産分野の改革を深め、革新的な文化を積極的に提唱し、知的財産の創造、保護、活用を強化し、知的財産サービスシステムの構築を深め続けると会議で強調した。このために、SIPAは、特許品質改善プロジェクトの徹底的な実施、知的財産保護の強化、知的財産の効率的出願の促進、知的財産サービスの供給向上など、7つの側面に焦点を当てる。